最新作『無人地帯 No Man's Zone』(2012)
〜福島第一原発事故、失われゆく風景、そこに生きて来た人々〜
第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品

1/31/2011

アモス・ギタイ特集 越えて行く映画〜ドキュメンタリー編


Palestine Occupied Territories Papers Please!
アモス・ギタイ『フィールド・ダイアリー』1983より、冒頭でいきなり占領地ナブルス市長宅前でイスラエル軍と衝突する撮影隊

イスラエルによるパレスチナ占領の実態を見せつける衝撃の「戦うドキュメンタリー」と紹介するのがいちばんよさそうながら、何度か見ているとアモス・ギタイの強烈に自由人な性格が分かって来て、ほとんど兵隊をからかって遊ぶブラック・コメディにも見えて来たりもする…。

  『パイナップル』1983

アモス・ギタイ 越えて行く映画 Amos Gitai:L’esprit de l’exil
インスタレーション/ドキュメンタリー

  1月25日〜2月9日
  アテネ・フランセ文化センター

2月5日(土)は『バンコク/バーレーン』『ブランド・ニュー・デイ』『ゴーレムの誕生』の上映後、トークショーに出演します。出演は他に映画監督の舩橋敦さん、映画作家で批評家の葛生賢君。


舩橋さんとは昨日電話で相談したけど、さてなにを話すべきか…。なるべく日本のアクチュアリティに引き付けたはなしにすべきだとは思うが、エジプトのことも気になるし…。


『家』シリーズのことなどだけでなく、『ヴッパールの谷で』のことは当然、かなりちゃんと論じたいと思っています。


あとシンポジウムのなかで、昨年のベネチア建築ビエンナーレで発表した、ギタイの父・建築家ムニオ・ワインローブ・ギタイ設計のキブーツの食堂についてのインスタレーションの映像も、上映しようと思っている(一連の写真はその作品よりコマ抜き)。

 Kibbutz Kfar Massaryk/Dining Hall/Architecture/Munio Gitai Weinraub
 a film by Amos Gitai
 for the 12th Venezia Biennale for architecture

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